【大寒波到来中!冬の九州旅行〜3日目大分編〜】

こんにちは ういと申します。

 今回はタイトルにもある大寒波到来中の大分旅行のことを投稿したいと思います。楽しかったハウステンボスから一夜明けた朝、カーテンを開けるとそこは一面の雪景色。え、九州なのに雪積もってる...?私たちこれから一体どうなるのーーー?

 ほぼ移動に時間を費やしましたが、なんとか目標としていた観光スポットは回ることが出来ました。冬の大分旅行の参考になるか分かりませんがご覧いただけたら幸いです。

ほぼ移動!大分旅行編

まさかの高速通行止め!片道5時間かけての大移動

絶望のGoogleマップ

 ホテルオークラでの絶品朝食を終えいざ大分へ出発!車に乗り込みGoogleマップを起動。すると夫が

「ん?所要時間5時間?どゆこと?」

 なんと昨晩、降雪量が多かったため九州全域の高速道路が通行止めになっていたのす。ってことは下道で行くしかない...ってコト?

 念の為一縷の望みをかけて本来乗るはずだったICへ向かってみましたが、通行禁止の看板が出ていて通れません。ここでようやく下道で行く決心がつきました。

後ろで娘と遊んでいた私、車酔いする

 走り出して2時間後、朝寝から起きた娘をあやすため後部座席に移動した私。持ってきていたシール絵本で一緒に遊んでいた時です。

 「気持ち悪い...。」

 どうやら真剣に遊びすぎたようで早速車酔いしました。フェリーではあんなに気をつけていたのになぜ5時間も走ることが分かっていて薬を飲まなかったのか。すぐに助手席に戻り酔ってからでも効く酔い止めを飲みました。な、情けなさすぎる...。ぐったりしたまま大分へ向かうのでした。

到着しても波乱の展開!もう雪は勘弁してください

湯布院フローラルヴィレッジに到着

 地獄の5時間走行を終え、湯布院に入りました。目的は「湯布院フローラルヴィレッジ」に行くこと!ここはイギリスのコッツウォルズ地方の街並みを再現したアミューズメントパークで、レンガ調の小道や小さいお家やお店が並んでとっても可愛いスポット。食べ歩きが出来たり、スヌーピーアルプスの少女ハイジミッフィーなど超有名なキャラクターたちのショップがあり買い物も楽しめます。

 近くのコインパーキングに駐車し向かおうとするのですが、外は大荒れの猛吹雪!ベビーカーは諦め完全防備で出発しました。地面はツルツル、風が強くて前が見えない状況で心が折れかけていましたが、とにかく歩いてみようということに。

スヌーピー茶屋で爆買い

 三度の飯よりスヌーピーが好きな母は、スヌーピー茶屋を発見すると猛ダッシュ!カフェの隣にあるショップに入りました。

 店内は広々としていて、湯布院限定デザインのスヌーピーグッズやあまりお目にかかれない可愛いグッズがありました。お客さんもたくさんいてスヌーピーの人気ぶりを再度実感。

 たくさん吟味した結果、トースト専用皿・ワッペンがたくさんついたトートバッグ・靴下を購入!あれも欲しいこれも欲しいと大はしゃぎしながら買い物を楽しみ、お店を後にしました。

スヌーピー茶屋。カフェは激混みで入れませんでした。



ツルッツルのやまなみハイウェイ!恐怖の20分間

 買い物を終えた私たちは寒さに耐えきれずフローラルヴィレッジを後にすることに。次は地獄めぐりができる別府に出発!

 別府へは「やまなみハイウェイ」を通って向かいました。堂々とそびえたつ黄金の山々は、一瞬砂漠のようにも見えます。

 グングン登り始めると、道路が凍結していることに気づきました。福井の雪道を走り慣れている夫が運転しているとはいえ、流石に怖い。えっ、これスリップしたらどうなるの?一度そう思うと途端に恐怖心が芽生えてきます。早く終われ早く終われ...と唱えているとレッカー車で運ばれている車の真後ろにつきました。この時からもう景色を見ることはやめました。せっかく日本百名道にも選ばれている道なのに。

 じっとりと手汗をかきつつ、20分後ようやく無事下山することが出来ました。ありがとう夫。頼もしいよ。なぜ横に乗っているだけの私がこんなに疲れているのだろうか。もう二度と冬の山道を走らないと心に決めました。

地獄めぐりスタート!

海地獄

 もうすでに地獄を経験した私たちですが、いよいよ本物の(?)地獄を巡り始めました。

 まず初めに向かったのは海地獄。茅葺き屋根の受付所で、可愛い青鬼が書かれた入場券をもらい出発!入るとあちこちから湯気が吹き出しています。一番大きな池に辿り着くと、鮮やかなコバルトブルーが目に飛び込んできました!この熱泉の温度は98度あり、水面が青くみえる理由は成分に“硫酸鉄”が溶けているからだそうです。毎年9~10月には庭園がライトアップされる「夜の海地獄」というイベントがあるみたいです。昼とはまた違った幻想的な雰囲気になるんだろうなぁ。

血の池地獄

 地獄めぐりの大本命の「血の池地獄」も周りました。

 地獄にまつわる商品がたくさん並んだ魅力的な売店を抜けると、目の前に大きな赤い泉が出現!湯気に包まれたボコボコと湧き立つ赤い熱泥を見ていると、小さい頃に読んだ地獄の絵本を思い出しました。悪いことをしたら地獄に落ちることを知ったあの時に来ていたら泣いちゃうな。ちなみに血の池地獄が赤いのは、地下の高温、高圧下で化学反応を起こし、酸化鉄、酸化マグネシウムなどを含んだ泥が地層から噴出して堆積しているからだそうです。熱湯ではなく泥なんですね。

かまど地獄

 鬼滅の刃の聖地でも知られる「かまど地獄」。こちらは1~6丁目の地獄と1~4丁目の極楽で構成されています。入ると大きなかまどと赤鬼のオブジェが!娘はまだ鬼の存在をよく分かっていないためポカーンとしていました。

 一番楽しかったのは地獄4丁目。煙の実験をしていただきました。熱泥から発生される蒸気にマッチの煙を吹きかけます。するとたくさんの蒸気が出てくるんです!水蒸気に煙がくっつき本来の水蒸気の量が見えるようになるという原理らしいのですが、それを間近で実演してもらえて面白かったです。韓国語で説明していた後、私たちのために日本語でもう一度見せてくれたお兄さん、ありがとうございました!

かまど地獄

 

 どこも17時閉園のため全地獄を巡ることは叶いませんでしたが、各地獄の特色が全く違っていて毎回楽しめました。全て屋外にあるので冬に観光に行く際は必ず防寒をしていってくださいね。私たちはアウターとマフラーの他に帽子を持っていけば良かったと後悔しました。

 

アマネク別府

 地獄めぐりを終えた私たちは、ホテルへ向かいました。この日泊まった宿は「アマネク別府ゆらり」というホテル。JR別府駅から徒歩3分のところにあります。駐車場は近隣のパーキングに1回500円で駐車でき、出庫するたび料金が発生します。

 エントランスはたくさんの木が組み合わさり格子状になっているデザインで、大分の伝統工芸品である竹細工をイメージしたものだそうです。コンクリートと木材が組み合わさることで無骨ながらも落ち着ける空間でした。

エントランス
客室

 部屋はスーペリア和洋室を選択。畳スペースとローベッドがあり、どこにいてもゆったりくつろげる部屋で大満足でした。部屋着は作務衣が置いてあり、これまたくつろぐのに一役買ってくれています。ベッドはシモンズ製ということもありとってもふかふかで熟睡できました。

お風呂

 お風呂は14階にある大浴場を利用しました。窓と浴槽がフラットになっているので、大分の景色を眺めながら贅沢な時間を過ごせます。

朝食

 朝食はハーフビュッフェとなっており、和食と洋食を選べます。この朝食を見てここに泊まろうと決めたほど楽しみにしていました。

 洋食のメインであるエッグタルトや蒸し野菜、スープが運ばれ、副菜を選びに行きます。郷土料理や数種類のパンが所狭しと並んでいてついあれもこれもと手が伸びてしまいました。和食の小鉢も種類が多く、洋食和食どちらも楽しめます!

 キッズプレートは子どもが大好きなベーコン、ナポリタン、ウインナーなどが乗っていました。そこにパンケーキも運んできたら大興奮!あっという間に食べ切りました。

 

 タイトルにあるとおり、大寒波の影響を受けまくってとても後悔が残っていますが、一生忘れられない旅になりました。これは絶対にリベンジに来なければ!次こそはフローラルヴィレッジもたくさん周りたいし、地獄巡りも全箇所回りたい。そして暖かい時期に行くんだ...。

 

 九州旅行のレポはこれにて終了です。至らない点も多々ありましたが、子ども連れで行く九州旅行の参考になれば幸いです。

 次回は持っていって良かったもの、要らなかったものをまとめようと思います。

 ご覧いただきありがとうございました。